皆さんこんにちは!LunchTime広報部です!!
株式会社ランチタイムでは、ゲームエフェクトの専門会社として、実際の制作現場で培ってきた知識と技術を、次世代のクリエイターへ届ける取り組みを行っています。
今回は、ランチタイムの現役エフェクトデザイナーが講師として授業を担当させていただいている2校の専門学校にお邪魔し、実際の授業の様子を密着レポートとしてお届けします!
訪問させていただいたのはこちらの2校です!
- 仙台デザイン&テクノロジー専門学校
https://www.sca.ac.jp/ - 神戸・甲陽デザイン&テクノロジー専門学校
https://www.kobe-tech.ac.jp/
同じ「ゲームエフェクト×Unity×初心者向け」でありながら、形態もスタイルもそれぞれ異なる2校。両校の現場から見えてきたものをたっぷりご紹介します!
■仙台デザイン&テクノロジー専門学校

仙台での授業は、CG専攻の学生を対象に行われています。
形式はゼミ形式で、月に1回・3コマのオフライン授業。使用ツールはUnityです。
■ まずは内容の振り返りから
CG専攻の学生であっても、Unityを触ったことがない学生は少なくありません。
毎回、いままでの内容の振り返りから授業がスタートします。
そこから講師がモニターで実演し、受講生が手を動かして模倣、最後は各自で応用に挑戦するという流れで進んでいきます。
授業全体を通じたテーマは「エフェクトを作るために必要な基礎的な技術を学ぶ・磨くこと」。
未経験者から経験者レベルへの引き上げを目標にしています!

■ 技術の前に伝えること
「エフェクトを作るためには物理的な理解も必要だし、物を見る力も大切。普段の生活の中にもエフェクトに使えるものはたくさんある。じゃあそれは何だと思う?という話をしています。」
炎の揺れ、水の跳ね返り、煙の広がり方。それを「見たことがある」と「表現できる」の間には、観察と言語化の積み重ねがあります。ツールの使い方を教えるだけでは届かない部分を、講師は授業の中で意識的に伝え続けています。
■ 最初の壁は「マテリアル」
受講生が最もつまずくのはマテリアル周りです。Unityのマテリアル設定画面には数値項目が多く並んでおり、どこを調整すれば見た目がどう変わるのかが直感的にはわかりにくい。
「Unityのマテリアルを初めて見た時、これどんなプログラミングなんだろうと思ったくらいです。(笑)」
講師自身も最初はそう感じたからこそ、合間合間に立ち止まって、置いていかれる学生が出ないよう進み方を調整しています。
■ 受講生の成長を感じた瞬間
第5回目の授業の昼休みのこと。もともとゲームもあまり触れてこなかった受講生が、ふと講師のもとに近づいてきてこう言いました。
『エフェクトデザイナーになりたいです。どうしたらなれますか?』
「こっちがテンパっちゃって(笑)。最初は興味はあるけど、そこまで身が入る感じじゃなかったんですよね。でもその昼休みに来てくれた時に、この子やる気がある子なんだなって、成長を感じました。」
また、もともと個人でエフェクトに取り組んでいた受講生の課題のクオリティが、授業を重ねるごとに着実に上がっています。
「授業で習ったことをしっかり応用してくれている時は、やっぱり勉強熱心な子なんだなと。嬉しかったですね。」

■神戸・甲陽デザイン&テクノロジー専門学校

神戸の授業は、主に2Dイラストやキャラクターデザイン・モデリングを専攻する学生たちを対象に、毎週月曜日・90分で実施しています。月に1回はオフライン、それ以外はオンラインで行われており、使用ツールはUnityです。
前期は「エフェクトデザイナーの仕事を知ってもらい、興味を持ってもらうこと」をテーマに進め、後期はオリジナルのエフェクト制作にも挑戦していく予定とのこと。授業の流れも毎回固定ではなく、講義・実習・作品共有など、その回の目的に合わせて柔軟に構成されています。
■ 講師が大切にしていること
「楽しんでほしい。そしてデザイナーを目指しているのは共通なので、引き出しを増やしてほしい。いろんなことに興味を持って、何が自分に刺さっているのかを言語化できるようになってほしい。」
さらにこんな言葉も。
「エフェクトデザイナーはいろいろな業種から来る人が多い。もし今モデラーを目指していたとしても、無駄にはならない経験だから、さまざまなところを吸収して大事に持っておけば、どこででも役に立つはず。」
エフェクトの技術を教えながら、実はクリエイターとしての根っこを育てようとしている。
それが神戸の授業に流れているテーマです。

■ 受講生の成長を感じた瞬間
前期の最後に提出されたアレンジ作品を見た時のことを、講師はこう話しました。
「指定していないのに、風をイメージしているなら風ってどういう動きをするのかを自発的に考えてくれていて。さすがクリエイターを志しているだけあるなと思って。とても感心しました。」
デザインを専攻する学生たちは、表現について考える回路がすでに備わっている。エフェクトというフィールドに乗せた途端、それが動き始めた瞬間でした。
■2校の授業から見えてきたこと
形態も受講生の背景も異なる2校ですが、取材を通じてひとつの共通点が見えてきました。
どちらの講師も、技術の前に「見る力」と「考える力」を育てようとしていたことです。
マテリアルの数値を覚えることよりも、炎がなぜ揺れるのかを考えること。ツールを操作することよりも、自分が何を表現したいのかを言語化すること。
エフェクトデザイナーを目指す上で必要なのは、ソフトの習熟だけではない。
その問いを、2校の現場では示していました。
おわりに
今回の密着を通じて、ゲームエフェクトが「教えられる技術」であると同時に、「育てる感性」でもあることを改めて感じました!
授業の機会をいただきました仙台デザイン&テクノロジー専門学校・神戸・甲陽デザイン&テクノロジー専門学校の皆さま、誠にありがとうございました!
ランチタイムでは今後も、こうした教育の場への関わりを続けながら、ゲームエフェクトの魅力を広く伝えていきたいと思っています!
引き続き、ランチタイム、エフェクトラボ、ゲームエフェクトに関する情報をブログを通じてたくさん発信していく予定です!
次回の記事もお楽しみに!!
