皆さんこんにちは!LunchTime広報部です!
ゲームエフェクトにおいて「煙」は、爆発や炎、着地、ダッシュなど、さまざまな演出で活躍する定番のエフェクトです。
一見すると複雑に見えますが、煙らしさを決めるのは細かな模様だけではありません。

爆発後に発生する煙
今回の記事では、煙テクスチャを制作する際に意識したいポイントをいくつかご紹介いたします!
①シルエットを意識する
煙テクスチャを制作する際、多くの方が最初に細かなノイズ等の表現を描き込みたくなるかもしれません。
しかし、煙らしさを大きく左右するのは、実はシルエットです。
ゲーム中のエフェクトは、常に大きく表示されるとは限りません。
大規模な爆発等で発生する煙は、画面に大きく表示されるため視認できますが、キャラクターの足元に発生する煙や、小規模な爆発の余韻となれば、画面上では数十~数百ピクセル程度の大きさで表示されることも珍しくありません。
そのため、細部まで描き込んでもゲーム内ではほとんど認識されず、「灰色の塊」に見えてしまうこともあります。

全体的に色の差分が無く、のっぺりしている
例えば、
- 大きな塊と小さな塊を組み合わせる
- あえて空白を作り、煙の抜け感を演出する
- 外周をギザギザにしすぎず、自然な輪郭を意識する
といったポイントを意識すると、シルエットだけでも煙らしい印象になります。

立体感があり煙らしさを感じる
また、PhotoshopやAfterEffectsで50%や25%程度まで縮小表示して確認してみるのもオススメです。
縮小状態でも煙と認識できるのであれば、シルエットがしっかりと捉えられているといえるでしょう!
Point
「細部を描く前に、まずシルエットだけで煙に見えるかを意識する!」
②”密度”を意識する
煙テクスチャを制作する際は、煙全体の「密度」に変化をつけることも重要なポイントです。
煙は、どこを見ても同じ濃さで存在しているわけではありません。
発生源付近では密度が高く、時間の経過とともに徐々に広がりながら薄くなっていきます。
そのため、テクスチャ全体を均一な濃さで作ってしまうと、平面的で単調な印象になり煙らしさが薄れてしまいます。

外側と内側で濃さの差分が少ない
例えば、煙の中心付近には情報量を多く持たせ、外側に向かうにつれて少しずつ密度を落としていくことで、自然な立体感や奥行きを表現できます。また、煙の中にも濃くまとまっている部分と、消えかかっている部分を作ることで、よりリアルな見た目になります。
エフェクト制作では、テクスチャだけでなく、マテリアルで透明度を調整して組み合わせて使用するため、最初からすべてを描き込む必要はありません。
煙を制作する際は「どこを濃く見せたいのか」「どこを薄く見せたいのか」を意識しながら、密度に変化をつけてみましょう!
Point
均一ではなく、「濃い部分」「薄い部分」のコントラストによって立体感や空気感が生まれます!
まとめ
今回は、煙テクスチャを制作する際の意識するポイントとして「シルエット」と「密度」の2つをご紹介いたしました!
煙らしさを表現するためには、細かなノイズを描き込むことだけが重要ではありません。
まずは煙全体のシルエットを整え、さらに密度にメリハリを付けることで、自然で立体感のある煙に仕上げることができます。
煙はゲームエフェクトの中でも幅広いシーンで使用される表現だからこそ、基礎となる考え方を身につけておくことで、様々な演出へ応用することができます。
ぜひ今回ご紹介したポイントを意識しながら、煙テクスチャ制作に挑戦してみてください!
引き続きランチタイム、エフェクトラボ、ゲームエフェクトに関する情報をブログを通じて沢山発信していく予定です!
次回の記事もお楽しみに!
