みなさまこんにちは!ランチタイム広報部です!
今回は、面接時における「清潔と清潔感の違い」についてご紹介していきます!
就活などで時々目にする清潔感という言葉ですが、面接時においては一つの判断基準として重要視されることも多いです。
清潔感とは何を指しているのかやどのようにすれば清潔感を出せるのかなども含めて紹介していきますので、最後までお付き合いください!
※本記事は「見た目の良し悪し」を評価するものではなく、ゲーム業界の採用現場における“印象の傾向”や“求められる配慮”について、学生の皆さんが誤解しないようお伝えする目的で執筆しています。
■1. はじめに:なぜ「清潔感」が就活で重要なのか
ゲーム業界を志望する学生の多くが、ポートフォリオや技術力、情熱といった「中身」で勝負しようとします。
確かに、それらは最も重要な選考基準です。しかし、同じくらい、いや時にそれ以上に大切なのが「第一印象」です。
では、第一印象を左右する最大の要素は何か?――それが「清潔感」です。
この言葉、よく耳にしますが、意味をきちんと説明できる人は意外と少ないかもしれません。「毎日お風呂に入ってるし、服も洗ってる。だから自分は清潔だ」と考えている人ほど、面接で「なんとなく印象が悪い」と見なされてしまうことがあります。
それはなぜか?
答えは、「清潔」と「清潔感」は別物だからです。
■2. 「清潔」と「清潔感」は違う?その定義とズレ
「清潔」とは、衛生的で汚れていない状態を指します。一方「清潔感」とは、他人から見て清潔に“見える”状態です。
つまり、「自分がどうあるか」ではなく、「他人からどのように見えるか」がポイントになるのです。
たとえば髪を洗っていても、ボサボサでセットされていなければ「寝起き感」が出てしまいます。
服がシワだらけ、サイズが合っていない、靴が汚れている――こうした要素が「不潔ではないけれど清潔感がない」状態を生みます。
清潔感は、「相手に対する配慮の表れ」でもあります。
就活という場では、相手に配慮できる人かどうかが強く問われます。
■3. 採用担当者は何を見ているのか
ゲーム業界といえば自由な社風、私服OKな職場、個性を重視する雰囲気。だからこそ、就活生の中には「見た目なんて関係ない」と思う人も少なくありません。しかし実際に採用に関わる方々に話を聞くと、こんな声が多く挙がります。
・「仕事を一緒にしたいと思える人かどうか、見た目からも判断している」
・「チーム作業なので、最低限の清潔感がないと正直きつい」
・「スキルがあっても、だらしない見た目の人は不安になる」
つまり、清潔感は「信頼性」の土台になるのです。技術や作品が評価される前に、「この人と働きたいかどうか」という“人間性の入口”として見られていることを忘れてはいけません。
ただ、裏を返せば、清潔感が面接や仕事の場で相手の関心を引く同線にもなる、ともいえるでしょう。
■4. ゲーム業界における「身だしなみ」への誤解
ゲーム業界には「服装自由」「髪色自由」といった文化があります。実際に、採用後には金髪やピアスOKな企業も多く存在します。しかし、面接に上下ジャージや寝間着のような服装、また寝ぐせ頭で参加してしまっては、仕事の捉え方であったり同じ会社の仲間として働けるか不安になります。
就活の場では、あなたはまだ「信用の貯金」がゼロの状態。服装や髪が自由だからといってTPOに配慮できていない身だしなみは、会社に不安感を与えることがあります。
ゲーム業界は確かに個性を歓迎しますが、ビジネスである以上、「信頼」「安心」「共に働く想像」が伴わなければいけないことも覚えておきましょう。
個性的な人の多い業界だからこそ、印象管理一つで簡単に他の人と差を作れる場面も多いのです。
■5. 面接で損をする就活生の共通点
・服装がヨレている/シワが目立つ
・靴が汚れている/脱げやすいサンダルなど
・髪で目が隠れている/整えられていない
・表情が暗い/姿勢が悪い
・声が小さい/視線が合わない
これらはどれも「能力とは無関係」です。しかし、面接が始まって数十秒で選考に影響を与える可能性があります。
■6. 清潔感を構成する5つのポイント
1. 髪型:整えられているか。前髪で目が隠れない。
2. 服装:サイズが合っていて、シワがなく、派手すぎない。
3. 肌:極端な話ではなく、乾燥しすぎ・脂ぎっていないか。
4. 匂い:汗臭、服から生乾き臭や箪笥の匂いはしてないか。香水は「匂いすぎない」が正解。
5. 振る舞い:姿勢、表情、受け答えに安心感があるか。
清潔感は、単に「物理的にキレイ」ではなく、「総合的な印象」で判断されることが多いです。
■7. 服装・髪型・メイクの業界的な基準
髪型:黒髪である必要はありませんが、整っていることが前提です。カラーは明るすぎず、落ち着いた色が望ましいです。
服装:スーツである必要はありませんが、ジャケットスタイルやビジネスカジュアルが無難です。Tシャツでも可能な企業もありますが、最初は「少しフォーマル」を意識して損はありません。
メイク:女性に限らず、男性でも眉毛を整える・皮脂を抑えるなどのケアは、今では一般的です。「自然に見える」ことを目指しましょう。
■8. ポートフォリオと清潔感の相関性
意外かもしれませんが、「ポートフォリオの見やすさ」も清潔感と直結します。
見出しが整っていない、文字が読みづらい、画像の配置が雑――こうした部分があると、「この人、仕事も雑なのかな」と思われてしまいます。
逆に、余白や構成が整ったポートフォリオを見ると、「この人は丁寧な仕事をするな」という印象に繋がります。これは清潔感の本質である「他者への配慮」と共通しています。
■9. オンライン面接時の「画面越し清潔感」チェックリスト
・背景が散らかっていないか?
・顔に影ができていないか?
・画面に映る服装が清楚か?
・Webカメラの高さと目線が合っているか?
・明るくハキハキと話せているか?
オンライン面接でも、見た目の印象はリアルと変わりません。むしろ、画面越しの方が“ぼんやりした印象”になりやすいため、意識的に明るく、整った環境を演出しましょう。
■10. 自分の清潔感を高めるための3つの習慣
・鏡を見る時間を1日3回つくる(朝・出先・帰宅時)
・毎週1回「身だしなみチェックDAY」を設ける
・家族や友人に印象フィードバックをもらう
客観的な視点を持つことが、清潔感の向上には不可欠です。「自分では気づけない」からこそ、日常的にフィードバックを得る仕組みを取り入れましょう。
■11. 実際の採用現場から聞いた「惜しい学生」事例集
・スキルは高いが、服がヨレヨレでだらしない印象を受けた
・作品は素晴らしいが、髪が伸びっぱなしで手入れされておらず印象が悪い
・喋りは上手だが、香水が強すぎて悪印象を得た
・オンライン面接で背景が散らかっており、生活感が出すぎていた
どれもスキルと関係ない部分で「惜しい」と思われた例ばかりです。逆に言えば、ここを改善することで、スキルの印象がよりよく伝わる可能性もあります。
■12. 清潔感はスキルの信頼性にもつながる
「見た目が整っている=スキルがある」というわけではありません。しかし、人は無意識に、整った印象の人に「きっと中身もしっかりしているのだろう」と期待します。これは「ハロー効果」と呼ばれる心理現象です。
第一印象で信頼を得れば、その後のプレゼンや作品説明にも耳を傾けてもらいやすくなります。逆に言えば、第一印象でマイナスを与えてしまうと、どれだけ作品がよくても見てもらえないことすらあるのです。
■13. ゲーム業界の文化と「自由」と「マナー」のバランス
ゲーム業界は、他業界に比べて自由度が高いのは確かです。しかし「自由=なんでもあり」ではなく、「相手を尊重すること」が前提です。
清潔感は、その最たる例です。自分がどうしたいか、どうあるかではなく、他者にどう見られ、どう感じられるか。その視点を持てる人こそ、チームでも信頼され、良い作品づくりに繋がっていくのです。
■14. 最後に:清潔感は「相手のための思いやり」
清潔感は「マナー」や「ルール」ではありません。それは、相手のために自分を整えるという「思いやり」です。
就活というのは、企業と学生が“お互いを知り合う”場。
自分を押し付けるだけでなく、相手に安心感を与えるための準備をすることが、真の意味での「就活マナー」ではないでしょうか。
スキルや経験に自信がある人ほど、この「清潔感の差」で損をしてほしくありません。
作品と同じくらい、自分自身の“見せ方”を磨いて、ぜひ納得のいく就活を目指してください!
それでは次回の記事もお楽しみに!!