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エフェクトデザイナーに聞いてみた「なぜエフェクトデザイナーになったのか?」

皆さんこんにちは!LunchTime広報部です。

今回の記事では、当社のエフェクトデザイナーを対象に、「なぜエフェクトデザイナーになったのか」「どのような点に魅力を感じているのか」というテーマでアンケートを実施しました。 

エフェクトにはゲームの中で放たれる必殺技や魔法、爆発や光の演出によって、プレイヤーに爽快感や没入感を与える魅力があります。感情を大きく動かすこれらの表現を生み出しているのがエフェクトデザイナーです。

一方で、プログラマーやモデラーなどに比べると知名度はあまり高くなく、専門性の高い職種であることもあり、エフェクトデザイナーの担い手は現在でも少ないのが実情です。

では、実際にエフェクトデザイナーとして働いている人たちは、どのようなきっかけでこの仕事を選んだのでしょうか。

アンケートから見えてきたのは、一人ひとり異なるきっかけを持ちながらも、共通して“人の心を動かす表現”に惹かれている姿でした。

「ゲームが好きだった」純粋な愛好家たち

エフェクトデザイナーを目指したきっかけとして、回答者の半数以上が「ゲームが好きだった」と答えました。

子どもの頃からゲームに親しみ、その中で見た派手な必殺技や魔法の演出、爽快なヒットエフェクトに魅力を感じたことがきっかけになったという声が多く集まりました。

ゲームを遊ぶ中で「自分もゲームづくりに関わりたい」「こんな演出を作ってみたい」と考えるようになり、エフェクトデザイナーを志した人は少なくありません。

エフェクトはゲーム体験を大きく左右する重要な要素です。同じ攻撃でも、演出次第で爽快感や達成感は大きく変わります。ゲームが好きだからこそ、その面白さを支える表現づくりに興味を持った人が多いようです。

次に多かったのは、「CG制作に興味があった」という回答でした。何かを自分の手で作り出すことへの関心や、映像表現そのものへの興味が、キャリアの入口になっているケースも多く見られます。

こうした傾向からも、エフェクトデザイナーという職種は、単なる技術職というよりも、「表現すること」そのものに惹かれた人が自然と集まる領域だと言えるかもしれません。

目指した時期は人それぞれ

では、実際に職業として携わりたいと意識し始めたのは、いつ頃だったのでしょうか。

最も多かったのは、専門学校や大学でCGを学んでいる中で興味を持ったケースです。実際に制作を体験する中で、その面白さに気付いたという声もありました。また、アニメや映画の演出に影響を受け、高校生の頃から明確に目指していた人もいました。

一方で、社会人になってから業務の中でエフェクト制作に携わり、その魅力に気付いたという人や、「2Dの仕事が減り、3DCGのスキルが求められるようになった」という業界の変化をきっかけに、新たなキャリアとしてエフェクト制作に挑戦した人もいます。

このことから分かるのは、エフェクトデザイナーへの道は一つではないということです。学びの中で出会う人もいれば、仕事を通じて出会う人もいます。

「もっと早く始めていればよかった」「今からでは遅いのではないか」と感じている方もいるかもしれません。しかし今回のアンケートからは、エフェクトデザイナーを目指すタイミングは人それぞれであり、さまざまな経験やきっかけがこの仕事につながっていることが見えてきました。

エフェクトデザインのどんなところに魅力を感じていますか?

この質問で最も多かった回答は、「派手な表現ができる」でした。

ゲームならではの迫力ある演出や、現実では体験することのできない斬撃、爆発、魔法のような表現を生み出せることに魅力を感じている人が多いようです。

とあるデザイナーは、「まずは盛ること。盛って盛って、そこから削るのがエフェクト制作では効率が良い」と話していました。最終的にゲームへ実装する際には、処理負荷や仕様に合わせて調整を行いますが、まずは思い切りかっこよく、ド派手なエフェクトを作れることがこの仕事の醍醐味なのだそうです。

また、「ゲームの気持ちよさを作れる」や「自由な発想を活かせる」という声も多く集まりました。エフェクトは見た目を華やかにするだけでなく、攻撃がヒットした瞬間の爽快感や達成感など、プレイヤー体験をより魅力的なものにする重要な役割を担っています。

そのほかにも、「プレイヤーの感情を動かせる」「技術的な挑戦ができる」「チームで作品を作る実感がある」といった回答が見られました。表現力と技術力の両方を活かしながら、自分のアイデアを形にできることが、エフェクトデザイナーならではの大きな魅力と言えそうです。

何をもって“良いエフェクト”とするのか

「良いエフェクト」とは何か――この問いに対する回答は多岐にわたりましたが、その中にはいくつかの共通した視点が見られました。

まず多く挙がったのは、「役割が明確であること」や「演出の意図が伝わること」です。

プレイヤーに対して何が起きているのかが直感的に伝わること、また説明がなくても演出の意図が理解できることが“良いエフェクト”の条件として挙げられていました。さらに、「どのフレームで止めてもエフェクトとして成立している」「要素が整理されていて見やすい」といった、視認性や構造の分かりやすさを重視する声も見られます。

次に多かったのは、「ゲーム体験への貢献」に関する意見です。

「プレイヤーの邪魔にならないが、ないと物足りない存在」「ゲームシステムの助けになり、見ていて楽しいもの」「良質なゲーム体験に貢献する過不足のないエフェクト」など、単体の表現としての美しさだけでなく、ゲーム全体の体験の中でどのような役割を果たすかを重視する視点が多く挙がりました。

また、「気持ちよさ・印象に残ること」を重視する声も特徴的でした。

「ユーザーが気持ちよさを感じられるエフェクト」「見ていて気持ちのいいエフェクト」「緩急を感じられるエフェクト」といった回答に加え、「あのエフェクトが印象に残っている」と思い出されるような存在を理想とする意見も見られました。

そのほか、「処理が軽く見やすいこと」「誰から見ても違和感がないこと」「制作者のこだわりが感じられること」など、技術面や完成度、作り手の意図に関する回答も寄せられています。

これらの回答にはそれぞれ異なる視点がありながらも、共通しているのは、エフェクトを単なる“見た目の演出”としてではなく、ゲーム体験全体の中で意味を持つ存在として捉えている点でした。

派手さや美しさの奥にある「伝わること」「機能すること」「記憶に残ること」。それらが重なったときに、“良いエフェクト”と呼べるものが形づくられているのかもしれません。

▼「普段どんなものからインスピレーションを得ていますか?」
という質問に対して、なんと18人中全員が“ゲーム”と回答しました…!!!

おわりに

今回のアンケートを通して見えてきたのは、「なぜエフェクトデザイナーになったのか」という問いの答えは一つではない、ということでした。

「ゲームが好きだったから」「CG制作に興味があったから」といった原点の違いはありながらも、その先にある動機は共通して“人の心を動かす表現をつくりたい”という想いに重なっていました。

また、「派手な表現ができること」だけでなく、「ゲーム体験の一部として機能すること」や「プレイヤーの記憶に残ること」といった視点が、“良いエフェクト”の条件として多く挙がっていた点も印象的でした。

つまり、エフェクトデザイナーという仕事は、単に見た目の演出を作るだけではなく、プレイヤーの体験そのものを形づくる役割を担っていると言えるでしょう。 

今回のアンケートで語られた「なぜこの仕事を選んだのか」という答えは、そのまま「どんな表現をつくりたいのか」という現在の姿勢にもつながっていました。

エフェクトは一瞬の表現ですが、その一瞬に込められた意図やこだわりは、確かにプレイヤーの記憶に残り続けます。そうした積み重ねの中で、エフェクトデザイナーという仕事の意味も形づくられているのかもしれません。

▼現役エフェクトデザイナーの皆さんから、これからエフェクトデザイナーを目指す方へのメッセージをまとめてお届けします!

引き続き、ランチタイム、エフェクトラボ、ゲームエフェクトに関する情報を、ブログを通じてたくさん発信していく予定です!

次回の記事もお楽しみに!