皆さんこんにちは!LunchTime広報部です!
今回の記事では、2025年10月24日(金)に開催された「~次世代の君に届け~魅せ方の奥義!ゲームエフェクト添削会」の様子をレポートとしてお届けします!
今年6月に開催した第1回では、実際にフィードバックを受けていただいた方はもちろん、視聴のみの方からも多くのご好評をいただきました。
その反響を受け、早くも第2回を開催させていただく運びとなりました!
プロのエフェクトデザイナーによるフィードバックを通じて、
エフェクトの ‟魅せ方” ‟考え方”について新たな発見や見直すきっかけを得られるイベントとなりました。
本記事では、当日の様子やイベントの概要をたっぷりとご紹介していきます!

イベント概要
_______________________________________________
📌イベント名:~次世代の君に届け~魅せ方の奥義!ゲームエフェクト添削会vol.2
📌開催日時:2025年10月24日(金)19:30~(オンライン開催)
📌主催:株式会社ランチタイム
📌定員:フィードバック枠 10名 | 視聴枠 100名
📌対象:エフェクトデザイナーを目指している方、エフェクトに興味のある方・エフェクトが好きな方
📌講師:現役リードエフェクトデザイナー(株式会社ランチタイム所属)
_______________________________________________
本イベントは、現役のエフェクトデザイナーから直接フィードバックを受けることができるオンライン添削会です。
エフェクトデザイナーを目指す方には、今後の制作活動におけるスキルアップや表現力の向上のきっかけに。
そして、ゲームエフェクトに興味をお持ちの方には、‟自分でも作ってみたい”という気持ちを後押しできるような内容を目指しています。
イベント当日の様子
本イベントでは、参加者の皆さまに事前にエフェクト作品を提出していただき、オンライン上で講師より1人あたり5~6分間のフィードバックを実施しました。
講評では、「氷など物質の質量感」や「加えた力の向き」、「エフェクト本体だけでなく周囲へ与える影響の表現」など、
‟魅せ方”の観点から具体的なアドバイスが行われました。
さらに、プロの視点から実際の現場で求められる技術力や考え方についても触れられ、現エフェクトデザイナーの方はもちろん、これから目指す方にとっても必見の内容となりました。
また、前回に引き続き、フィードバック中には画面共有を使用して、作品に直接書き込みながら解説をすることで、具体的にどのようにブラッシュアップをすべきかを視覚的にわかりやすく解説していただきました。
1フレーム単位で作品を見ることができるため、作品をご提出いただいた方だけではなく、視聴者の方にとっても理解しやすい内容となっておりました。

▲参加者の方の作品(スラッシュエフェクト)
講師からは、「加えた力の向きを意識するとさらに良くなる」というフィードバックがありました。
具体的には、書き込みを行った部分に力の向きを示すパーツを追加することで、より自然で説得力のある動きになるとのアドバイスです。
この点を意識することで、エフェクト全体の流れが感じやすくなり、スラッシュとしての気持ちよさが向上します。
また、動画を一時停止した際も力の向きが視覚的に伝わるように設計すると、再生したときの動きの美しさもより際立ちます。


▲参加者の方の作品(雷属性エフェクト)
講師からは、小さい雷が連続で落ちた直後に大きい雷が落ちる構成になっているため、‟インパクト感”をさらに際立たせることで、より完成度が高まるというフィードバックがありました。大きい雷が落ちる直前に画面が少し暗くする等の‟ため”となる予備動作を加えたり、大きい雷が落ちた時に要素を加えることで、ど派手で印象的に魅せることができるというアドバイスです。
この点を意識することで、威力や迫力がより伝わりやすくなり、見る人の記憶に残るエフェクトに仕上げることができます。
プロが参考にする資料についても…!
すべての参加者へのフィードバックを終えた後、今回講師を務めた弊社リードエフェクトデザイナーより、
実際に参考資料として活用しているYoutubeチャンネルを2点紹介するコーナーを設けました。
①でんじろう先生のはぴエネ!【公式】Mr. Denjiro’s Happy Energy!
➤1本あたり3分程度の動画。さまざまな科学現象の原理をわかりやすく解説していく内容。
②The Slow Mo Guys
➤海外のYoutuber。ハイスピードカメラを駆使し、日常のさまざまな現象をスローモーションで観察・分析する内容。
どちらのチャンネルも、実際の物理・科学の現象を丁寧に捉えているため、エフェクト制作の際に「現実に起こる現象をどう再現するか」を考えるうえで非常に有用な資料となるかと思います。
リファレンスとしてだけでなく、より説得力のある表現づくりにもつながる内容です。
このように、フィードバック対象者だけでなく、イベント全体の参加者にも役立つコーナーを実施しました。
参加者の方からの感想💭
ご参加いただいた皆さまから、たくさんのご感想をお寄せいただきました。
- 「エフェクトについて興味はあったが、学ぶ場所がなかったので良い機会になった」
- 「丁寧なフィードバックで非常に参考になった」
- 「エフェクトを制作するうえでの考え方が学べた」
- 「第3回を待ってます」
今回のイベントに関して、また、今後の開催に向けて多くのご意見・ご感想をお寄せいただき、誠にありがとうございました!
「ゲームエフェクト」は、CGやアニメーション、ゲーム開発の中でも特に専門性の高い領域であり、学べる場所は日本でもまだ多くありません。
そのため、今回のフィードバックイベントが参加者の皆さまにとって貴重な学びの場所となったことを、
運営一同大変嬉しく感じております。
最後に
改めて、今回のイベントを通じて、多くの学びや気づきが生まれたことを、運営一同大変嬉しく感じております。
また、第3回の開催を待ち望む声をいただけたことは、
今後のイベント企画・運営に向けての大きな励みとなりました。
今後も、ゲームエフェクトの魅力を発信しながら、
より多くの方にとって学びや刺激のあるイベントを企画してまいります!
引き続き、ランチタイム、エフェクトラボ、ゲームエフェクトに関する情報を、ブログを通じてたくさん発信していく予定です。
このブログをきっかけに、少しでも多くの方にエフェクトデザイナーへの興味をもっていただければ幸いです。
次回の記事も、ぜひお楽しみに!!
