皆さんこんにちは!LunchTime広報部です!!
エフェクト制作において、ひとつのキーポイントになるのが“Texture”です。
テクスチャ次第でエフェクトの印象は大きく変わりますが、すべてを手描きで仕上げようとすると、膨大な時間がかかるうえに、必ずしも理想通りのクオリティに仕上がるとは限りません。
そこで今回は、少し視点を変えて、日常の中から使えそうな素材を見つけてみようというテーマで、スマホを片手に散歩をし、“Texture”になりそうなものを探してみました。
スマホで簡単に撮れるものでも、ちょっとした工夫や加工を加えることで、意外と使えるテクスチャに化けることもあります。
「素材が足りない」「描く時間がない」「ちょっとマンネリ気味」——そんな時のヒントになれば幸いです!
散歩をしよう!
早速散歩をしていきましょう!
今回散歩するのは神奈川県某所でございます。
とってもいい天気で、散歩日和です!
カメラを片手に、気になる質感や模様を探しながら歩いてみます。
普段は見過ごしているような何気ないものにも、意外と使えるヒントがあるかもしれません。

空の写真
どんどん歩いていくと、錆びれた掲示板を見つけました!
これは良さそうな気配がしますね!寄ってみましょう!

掲示板(遠)
板にだいぶ年季が入ってますね…!
塗装が剝がれたり、傷がついていたりして、とっても良い感じです!!
これは良い"Texture"になりそうですので、とりあえず写真を撮っておきます!

掲示板(近)
まだまだ歩き続けます。
今度は立派な石垣を発見!
ひとつひとつの石に違った模様や質感があって、見ているだけでも楽しいですね。
中でも、左端にある石がちょっと気になります…。なんだかいい感じのディテールがありそうです。
近づいてじっくり観察してみましょう!

石垣①
おお、これは良い“Texture”になりそうです!
表面のざらつきや微妙な色ムラが、リアルな質感を出すのにぴったりかもしれません。
さっそく写真を撮っておきましょう!

石垣②
それでは、本記事では、この2枚を"Texture"を加工してみましょう!
手に入れた"Texture"を使う!
早速、写真を加工しましょう!
フォトショップなどの画像加工ソフトを使用して、加工していきます。
掲示板

あの古びた掲示板の写真からこの様な"Texture"が出来ました!
では、これをUnity上でエフェクトにすると、どうなるのでしょうか。
以前のブログでご紹介したリングメッシュを使用して、制作したエフェクトがこちらです!

リングのエフェクト
さて、続いて石垣の写真を加工していきましょう!
石垣

石垣の写真からこの様な"Texture"が出来ました!
では、これもUnity上でエフェクトにしてみましょう!
氷属性をイメージして制作しました。

氷のエフェクト
悪くないですね!!!
石の模様が氷の質感にちょうどよくマッチしました!
まとめ
本記事では、日常の中でよく目にするものを使って“Texture”を制作してみました。
普段ソフト上で描いたり加工したりしていると見落としがちですが、意外と身近なところに素材は転がっています。
今回は写真を簡単に加工した結果をご紹介しましたが、AIの進歩によって、今後はさらに手軽にハイクオリティな素材を作ることもできるかもしれません。
本記事が、少しでもみなさんの制作や業務のヒントになれば幸いです!